用語集

親業

親業(おやぎょう / parenting)とは、家族または家庭生活を営むにあたって、親にあたる役割をやっていくことを一つの社会的な仕事として認識する言葉です。親業をおこなうのに、生物学的な親である必要はありません。養親、育ての親なども含まれます。

英語では「parent」という名詞をそのまま動詞としても使い、「Parenting is hard.(親はたいへんだ)」などいいます。日本語では「親をやっている」といった言い方が一般的のようです。

親が一種の「-業」であるという意識、あるいは親であることは社会的に一つの職業や役割として責任があるのだという認識は、昔はあまり持たれることなく過ごされていましたが、それゆえに子どもの主体や人権が抵抗なくふみにじられていたり、そのぶん統計に出てこなかった児童虐待がたくさんあったことが推察されます。

「親業」と仕事化することで、親もなぜ自分がこんなつらいことをやっているのかがわかり、社会的責任感も湧いてきます。
少子高齢化のいちじるしい現代日本社会では、次の世代を育て上げていくことは、次世代の人口構成や経済基盤をささえる一つの重要な仕事であることに間違いありません。

子どもを産み、または育てるのにあたって、親業をおこなう者は、子どもを保護する立場にありますが、その立場が裏返ると容易に支配や虐待になってしまうので、そこに親業の難しさがあるようです。
私たちJUSTでは、親業の苦しさ、つらさ、むずかしさ、生きづらさ、悲哀などを分かち合うための自助グループ「オヤ世代グループ」が営まれています。