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「赤ちゃんの舟」とは、一つの思想でもあります。
現在、日本では出産数を100とすると、出産に至るまでに人工的に流産させる数(すなわち中絶数)はだいたい30です。
私たちが2008年におこなった「赤ちゃんの舟2008 連続講演会」によりますと、この30という割合には暗数が含まれておらず、それを含めると100:100ぐらいにまで行く可能性があることが、人口統計の専門家によって指摘されております。
中絶も、女性の持つ確固たる権利の一つではありますが、経済的その他の事情によって「しかたなく」中絶を選んでいる女性が、これらの数字には多く含まれると思われます。
それらの女性が、そうした「事情」ゆえに出産をあきらめなくてもよいようになったら、日本の少子化問題は、もっと明るい未来があるのではないでしょうか。
経済的事情に対しては、出産費用を融資する出資機関を作る。
その他の事情(たとえば婚外子)に対しては、べつに婚外子であっても社会的な不利益が生じないような仕組みを作る。
また、出産者である母親本人が、精神障害などを抱えていて、自分で育てるのが無理であるならば、「産んだ者が必ず育てる」ということにこだわらず、里親制度を紹介したりして、ともかく未来の日本の人口である「生まれいずるいのち」を社会のために無駄にしないようにする。
そのようないろいろな方法と結びつけながら、また、関係諸団体と連携しながら、私たちの「赤ちゃんの舟」プロジェクトは、ゆっくりとではありますが、継続的な歩みを続けております。
問題点は、資金不足です。
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