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私たち「赤ちゃんの舟」は、
「早期性教育の啓発」などと大上段に構えたことは言っておりませんが、
心に傷を残さない、適切な妊娠のためには、 どういう情報とメッセージを若い世代に伝えるべきかということを探求しております。 たとえば、現代の私たちの生活にすっかり溶け込んだ携帯電話は、
わずか13年前、1998年に急速に売り上げを伸ばした文明の利器でした。
私たちの「赤ちゃんの舟」にご賛同くださり、ご講演に来てくださった専門家たちは、
見る視点の角度こそ異なれ、皆この「1998年現象」に着目しております。
10代の若年層における性交経験率が飛躍的にアップし、
それにともない人工中絶率や性感染症への罹患率が大幅に増えてきたのも、 この1998年前後なのです。 それから10年以上あとの世代で大人をやっている私たちは、一部は現にその渦中にあったわけですから、どうしてこのような一見、無関係の統計の数字が底辺でリンクしているかは、何となくわかる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
携帯電話の急速な普及によって、どんどん知らない人と出会い、
セックスをする機会が増えていったのです。
出会い系サイトができて、未成年であろうとなかろうと、
見知らぬ人と性交をおこない、
報酬を取ることもできるようになりました。
よく、若年層の性教育に反対、もしくは批判的である教育者などは、
「わざわざ寝ている子を起こすことはない」 とおっしゃいます。 しかし、じっさいには携帯電話の普及によって、子どもたちは皆、大人たちの知らないところで「起きている」のです。
だとすれば、「起きている子」には正しい知識を与えたほうがいい、
と考えるのが私たち「赤ちゃんの舟」の考え方です。
もちろん、これは 「携帯電話がわるい」 「IT技術がわるい」 と言っているわけではありません。それではまるで、 「包丁というものがこの世にあるから、刺殺事件が起こるんだ」 というのと同じ議論になってしまいます。 包丁がないと、私たちは困る。 包丁がなかったら、 野菜を買ってきても、どうやって食べればよいのでしょう。
要は、包丁を持っていても、 人を刺すのではなく料理をするのに使えばよいだけです。 彼らの世代にあったメディアである携帯やインターネットも 然るべき用途に使えば、 大きなメリットが見込まれるばかりです。 然るべき用途とは、 出会い系サイトへのアクセスではなく、 若年層への正しい性に関する知識の発信も含まれます。 私たち「赤ちゃんの舟」は、 インターネット技術をできるだけ活用していきたいと考えています。 詳しくはこちらをご覧ください。 http://www.just.or.jp/?lecture=001258 ![]() |

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