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私たちが「赤ちゃんの舟」を始めてから、
多くの方から、多くのご意見やご質問をいただきました。 これまで、それらにインターネットでお答えする機会がなかったので、 このブログで随時お答えしていきたいと思います。 前回、「赤ちゃんの舟 これまでの活動まとめ 5」では、 性に関する情報の発信に寄せられる、 「寝た子を起こすな」というご批判に応えるものでもありました。 今回「赤ちゃんの舟 これまでの活動まとめ 6」では、 その続きをお答えしていきたいと思います。 「寝た子を起こすな」というご意見はごもっとものように聞こえますが、 そういうふうにおっしゃる方々はたいてい たとえば10代の子どもたちが日々、漫画や携帯サイトで触れている 性に関する情報がどんなものかをご存じないことが多いのです。 その結果、 若年層の人工中絶率や性感染症が増加しているという現実があります。
「こんなに粗雑な、誤った情報に子どもたちを曝すくらいなら、 本当のことを教えてあげたほうがいいだろう」 というようにお考えになるのではないでしょうか。 1987年と2002年を比べた統計によりますと、 女性の性行動が非常に活発になっています。 女性は、特に高校1年生以降の伸びというのは急激です。 だいたい高校2年生ぐらいで、初交累積率、 要するに、「初体験済み」の人がいる割合は、 女性が抜くことになります。 高校3年生を終えるころまでには、 半分くらいの方が経験済みになります。 中学3年生でも、ほぼ1割の方は経験している状態、 高校1年生で4分の1になるので、 性教育をするタイミングとしては遅くとも中学3年生、 中学を卒業するまでには性教育をしておかないといけません。 危ないのは、 中学を卒業した春休みと高校1年生の夏休みというわけです。 なぜ女性の方がこれだけ男性よりも上がってくるのか。 ひとつは、 高校生の男性が年上の女性と付き合って 色々教えてもらう機会よりは、 高校生の女性が年上の男性と付き合って 悪いことも良いことも教えてもらう機会の方が多いからでしょう。 「私はまだ未経験」ということを、 無用に焦る子どもたちもいます。 そういうことを、 ピア・プレッシャー 「周りはみんな経験済みじゃないか」 「経験していないのは自分だけなんじゃないか」 ということを恥だと思ってしまい、 ほんとうはそれほど望んでいないのに、 無謀な性行動に突き進んでいってしまう場合です。 この分野の専門家である 虎の門病院 産婦人科 須藤なほみ先生(当時)を 私たち「赤ちゃんの舟」では、2008年にお招きし、 具体的なデータとともに詳細をご講演いただきました。 ご講演内容は、現在発刊準備中です。 また、須藤先生は現在、 ポートサイド女性総合クリニック ビバリータ院長 清水なほみ先生として、
ティーンズのための性行動に関する相談サイトを 運営されておられます。 詳しくはこちらをごらんください。 「Dr. 半熟卵のつぶやき」 http://plaza.rakuten.co.jp/hannjyuku/ ![]() |

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