赤ちゃんの舟 活動ブログ

NPO法人JUSTの非営利特定社会事業「赤ちゃんの舟」の活動ブログです。

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赤ちゃんの舟ホットラインは、来週(2011年9月12日)から以下のような時間帯に変更されます。
 
<変更前>
毎週金曜日  13:00-14:30
 
<変更後>
毎週木曜日  15:00-17:00
 
ご利用になっている方々はお間違えのないようにお願いいたします。
 
 
「赤ちゃんの舟」とは、一つの思想でもあります。
 
現在、日本では出産数を100とすると、出産に至るまでに人工的に流産させる数(すなわち中絶数)はだいたい30です。
 
私たちが2008年におこなった「赤ちゃんの舟2008 連続講演会」によりますと、この30という割合には暗数が含まれておらず、それを含めると100:100ぐらいにまで行く可能性があることが、人口統計の専門家によって指摘されております。
 
中絶も、女性の持つ確固たる権利の一つではありますが、経済的その他の事情によって「しかたなく」中絶を選んでいる女性が、これらの数字には多く含まれると思われます。
 
それらの女性が、そうした「事情」ゆえに出産をあきらめなくてもよいようになったら、日本の少子化問題は、もっと明るい未来があるのではないでしょうか。
 
経済的事情に対しては、出産費用を融資する出資機関を作る。
その他の事情(たとえば婚外子)に対しては、べつに婚外子であっても社会的な不利益が生じないような仕組みを作る。
また、出産者である母親本人が、精神障害などを抱えていて、自分で育てるのが無理であるならば、「産んだ者が必ず育てる」ということにこだわらず、里親制度を紹介したりして、ともかく未来の日本の人口である「生まれいずるいのち」を社会のために無駄にしないようにする。
 
そのようないろいろな方法と結びつけながら、また、関係諸団体と連携しながら、私たちの「赤ちゃんの舟」プロジェクトは、ゆっくりとではありますが、継続的な歩みを続けております。
 
問題点は、資金不足です。
いままでに私たちの「赤ちゃんの舟」活動に寄せられたご質問にお答えしています。
 
赤ちゃんの舟は、「産めよ殖やせよ」という運動ではありません。
たしかに日本の少子化傾向は、どこかで考えなくてはならない問題ですが、いちがいに女性に「産みなさい」ということがよいとは、そもそも運動の趣旨として私たちは考えていません。
 
女性が「産まない」というのも、ひとりの女性のひとつの意思としてしっかりと尊重されなくてはならないと考えています。
 
産むなら産む、産まないなら産まない、という意思決定にたどりつくプロセスを、女性にとってもっと快適で適正なものにしよう、というのが私たちの運動の趣旨です。
 
「ほんとうは産みたいのだけど、しかたがないからあきらめよう」
「ほんとうは産みたくないのだけど、周囲からの圧力もあるし、しょうがないから産もう」
というのは、その女性にとって幸福とはいえないでしょう。
 
「しかたがないから」「しょうがないから」という不本意な決断が一つでも減らせるように、正しい知識をもって本人が納得した判断にたどりつけるように、私たち赤ちゃんの舟では専門家のスーパーヴィジョンを受けながら、同じ立場の女性たちがお話をお聞きし、心のそばに寄り添っています。
 
私たちが「赤ちゃんの舟」を始めてから、多くの方から多くのご意見やご質問をいただきました。
これまで、それらにまとめてお答えする機会がなかったので、このブログで随時お答えしていきたいと思います。
 
まず私たちの「同じ立場の女性たちが意見を出し合って、ささえあう」というコンセプトは「Yahoo!知恵袋」をはじめとする、各種「Q&Aサイト」や「発言サイト」とどうちがうのか、という質問をたびたびお聞きします。
 
それら「Q&Aサイト」や「発言サイト」の存在意義は、私たちもおおいに認めるところであり、私たちも日々お世話になっております。
 
しかし、それらではカバーしきれない領域を、私たち「赤ちゃんの舟」は提供させていただいているつもりです。
 
一つには、一般の「Q&Aサイト」「発言サイト」では、往々にしてそこのサイトの常連であるような発言力のある方が、素人の立場から場を制してしまい、科学的事実とは関係なく、いわば「多数決」に準じるかたちで趨勢が決定されることがよくあります。
 
多数決原理とは、民主主義の世の中ではたいへん大切なことではあるのですが、妊娠・避妊・性感染症などに関する知識は、一般に正しい知識が広まっているとは限らず、一歩まちがえば、ひとの命にかかわることですから、やはりそこは、たとえ少数派であっても、専門家の意見を請わなくてはならないことが多いと思われます。
 
 
また、私たち主催団体JUSTのように、精神障害をはじめとして数々のハンディを負った参加者の場合は、多数派を占める一般の方の「通説」「正論」では片づけられない状況が多いのです。
 
障害を持った人々の持つ、いわば「少数派の現実」は、これだけマスメディアが発達した社会になっても、一般にほとんど知られていないのが実情です。
しかし、こういう問題に関しては少数派の現実を見据えた、適切な助言がなされなくてはならないでしょう。
 
そういった意味も含めて、既存のたくさんの「Q&Aサイト」「発言サイト」と微妙な役割分担をしながら、共存させていただければいいな、と思っております。
 
私たちNPO法人JUSTでは、2008年から、妊娠や出産にかかわる女性の悩みを解決するために、専門家のスーパービジョンを受けながら、同じ立場の女性たちからなる「お母さん委員会(通称:マザーボード)」を作り、ミーティングや研修会を開いてきましたが、このたびその活動を広く社会に知っていただくため、このブログを開設しました。
 
私たちの日々の活動、日々考えていることをアップしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
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