2011年度活動報告
JUSTでは、2011年度は日本財団ROADプロジェクトよりご助成いただき、2011年3月11日の東日本大震災で甚大な津波の被害を受けた宮城県南三陸町戸倉地区の復旧・復興のお手伝いに入りました。
発災直後の南三陸町は、罹災率が8割に及び、何もなくなってしまった光景は、まさに息を呑むほど壮絶なものでした。
![画像 006A](https://www.just.or.jp/wp-content/uploads/d1125b0586a6b6c31b0a6264fe3a7afc-1024x652.jpg)
志津川中学校より南三陸町中心部を望む 2011年6月
戸倉地区唯一の小学校、南三陸町立戸倉小学校は4階建ての校舎がまるごと津波に呑みこまれ、できたばかりの体育館は鉄骨のあばらとなっていました。
![20120116P0041戸倉小学校_R25](https://www.just.or.jp/wp-content/uploads/c4869ca871bdbe809e67f0b7dbceae3c-1024x576.jpg)
発災後10か月経った戸倉小学校
やたらに物資を送っても、真のニーズを満たすことはできないという状況下で、私たちは地道に被災者の方々に聞き取りをおこなわせていただき、地元の戸倉復興支援弾と何が求められているかを真摯に協議しました。
そして現地の方々が必要とする優先順位が高かったコミュニティスペースの建設をおこないました。
以下の映像はその記録です。
小屋っこを建てる
戸倉復興支援団、津の宮大自然塾、株式会社金の鮫などのご協力を得て、この「津ノ宮棟」の建設に最初に着手し、戸倉漁業協同組合青年部、農漁家レストラン慶明丸のご協力のご協力を得て、次に以下のような「波伝谷棟」を建設いたしました。
波伝谷棟を建てる
おかげさまで、本コミュニティスペースの利用者数は、開所以来3か月強で1000人を超えました。
下の一覧表は、コミュニティスペースへのニーズがとりわけ高かった初期のご利用者数を仮設地区別・在宅別などに集計したものです。(集計:ラムズ)