赤ちゃんの舟 活動ブログ

NPO法人JUSTの非営利特定社会事業「赤ちゃんの舟」の活動ブログです。

日記

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1月赤ちゃんの舟参加の感想

有田


 私は12歳ともうすぐ4歳になるふたりの息子の母親です。

 こうして改めて言うと、
「そうだった、しっかりしなくては」
なんて思ってしまうくらいその実感なく、また一般の母親らしいこともできずに日々を生きています。
 対人緊張が強く、アルコールを始め数々の依存症におぼれてきました。現在症状はましにはなってますが、抗鬱薬をのんでいても毎朝「生きたくない」という自分をなんとかかんとか必死でねじ伏せて起き上がっている毎日です。

 おにいちゃん(長男)が生後4か月の時にさいとうクリニックにつながり、半年後に離婚して、7年ぐらいの母子家庭生活の後、再婚して下の息子が産まれました。空虚で空しくて、ついつい依存症行動に逃げてしまい、何度も何度も死ねたらどんなに楽かと思いましたが、実行しなかったのはやっぱり子供の存在が大きいです。幼い息子は本当にいつも私だけをみていました。

 こどもとふたりの空間では、泣きながら酒をあおり、過食嘔吐や、私の思うように動いてくれない小さな息子にひどい醜態を垂れ流してしまいました。それでも、息子は一生懸命私を生かそうと笑いつづけていました。その度、自分が子供の時に母に関心を向けてもらう為に笑い続けていたことを思い出し、苦しくなり、繰り返したくない、このかわいい笑顔がこの先、曇らないように何とかしなくては、と思いました。

 それでも、この面倒な小さい生き物は毎日毎日私の感情を激しく揺さぶり、同じ葛藤を繰り返し、、、、やっぱり私には無理!!と投げ出そうとしても24時間365日、こどもの母親という立場だけは、逃れようがありませんでした。

 考え方や捉え方を変える事を教わったり、自分の苦しみを「わかるよ」と言ってくれる仲間と出会うことも大きな大きな救いでした。

 赤ちゃんの舟の感想を書くつもりが脱線してしまい申し訳ありません。

 石川先生のワークは、言葉で表現することが苦手な私には、身体を使ったり、とりあえず役になってみる、、なんて事をしていくうちに私の鈍麻した感情が出てきて、本当に自分が何を言いたかったのか、どういった瞬間に楽しいと思えるか、などに気付けて良かったです。「楽しい」感覚は「自分はやっぱりだめだ」という感情に比べるとホントにホントにわずかなのですが、楽しいなんて思える自分が見つかり、ホッとします。

 ワーク自体ももちろん学びがたくさんあるのですが、保育園が休みの日に、普段は地元で必死で「普通の人」を演じて、ニコニコとママ友や周囲に全力で気を遣いながら公園で遊ばせているのに、自分の本音を言いあえる母親達と過ごせる、それだけでとても充実感がありました。

 一緒に参加していたパパをみて、全く私の病が理解できない子育てにも非協力的な今の夫にいつものように怒りも湧きました。でも、こうして安心して仮面をかぶらず素のままでも子供と人の中に居られるなんて10年前にはあり得ない事でした。
 もちろん今でも、こういう限られた場でしか実現しませんが、ただ辛いだけの毎日が、
「もうちょっと夫とのコミュニケーションの取り方も模索したいなあ、、」
とか少し穏やかで前向きになれて不思議です。


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JUST「赤ちゃんの舟」運営委員会
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