赤ちゃんの舟 活動ブログ

NPO法人JUSTの非営利特定社会事業「赤ちゃんの舟」の活動ブログです。

日記

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1月赤ちゃんの舟に参加して

野村

 私は9ヶ月になる娘を持つ、シングルマザーです。
 先日、石川先生による「親子のワークショップ」に参加しました。このワークは、昨年オータムキャンプの時に経験しているので2度目でした。しかし、前回から娘はかなり成長し、自分の意思で動けるようになっていての参加だったので、随分と気持ちが違いました。

 参加メンバーは、普段から親しくしているお母さん達がほとんどでしたし、開催場所もよく知っているし、緊張する要素は少ないはずでした。
けれど、私はとても強い不安を感じ、終始落ち着かない気持ちで参加することになってしまいました・・・娘を抱っこ紐から降ろすことが怖くて仕方なかったのです。自由にさせるのが怖かった。

 娘が生まれてから、私の一番の問題である対人恐怖が強くなりました。娘を大切に感じるほどに、人への猜疑心や恐怖心が強まってしまいます。

 あの場で私と娘を傷つけようとする人なんかいなかったし、むしろ好意的に思ってくれている人たちがたくさんいたにもかかわらず、私は怖かったのです。

 本当は、娘を自由にさせてあげたかったし、子供たちとも、お母さんたちとも、もっと触れ合わせたかった。けれど、私は娘を自分の手の内から離すことがほとんど出来ませんでした。

 自由に振舞うみんなの子供たちを見ると、涙が出そうになります。自分にはできなかった子供らしい振る舞いに、嫉妬すら感じます。そして、今後自分が娘にさせてあげられるのかと考えて苦しくなります。
 子育てを通じて、無理やり諦めた幼少期の願望や、忘れたかった傷がどんどん出てくるのです。

 こんな余裕のない状態だったので、ワークそのものになかなか集中できませんでした。ペアでやるワークが苦しくて逃げてしまった場面もあります。でも、この場に参加することそのものが、私にとってはとても大きな意味がありました。確かに苦しいけれど、私が本当は何を望んでいるのかを思い出させてもらえるからです。そして、参加者のみんなと一緒の時間を過ごせてよかった。

 私は、斎藤先生にたどり着かなければ、まず子供を産まない人生だったと思います。
大事な存在がいると、失うかもしれないリスクが孤独よりもずっとずっと辛いです。娘ができてからの恐怖は、本当に耐え難いものがあります。心が折れそうにもなるけれど、それでも、いつ終わりが来ても構わないと思っていた頃とは違う、生きてる実感を得ることができました。先生に感謝です。

 そして石川先生は、斎藤先生がまだ私にとって本の著者であり遠い存在だった頃、最初に参加したのが石川先生のドラマセラピーでした。
 あの時から考えると、娘と共にこうしてお世話になれるなんて、想像もしなかった未来になっていて嬉しいです。

 ありがとうございました。また参加させてください。


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JUST「赤ちゃんの舟」運営委員会
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